ゆめ紫峰の会

0296-76-0118
受付時間:(月~金)AM9:00~PM3:00

ゆめ紫峰の会について

ゆめ紫峰の会とは

桜川市で栽培するパン用小麦「ユメシホウ」を、広く普及させようと立ち上がった市民グループです。 会は、平成22年、桜川市をユメシホウの産地に育てる地産地消の活動として、生産者・加工技術者・支援者達がシステムづくりに動き出しました。 ユメシホウは、小麦が四方に広がることを夢見て命名されましたが、 生産者としては紫峰の筑波山を仰ぎ見ながら農作業に励む中、「ゆめ紫峰」がぴったりの名前ではとこの字を充てました。

会の目的

  • 学校給食で子供たちに安心・安全な食材として地元の小麦を届けたい。
  • 農業後継者の自慢作物にしたい。
  • 地域の農業環境を守る一助にしたい。

安全・安心な小麦を目指して

総務省の家計調査では2011年に一般家庭の食料の支出で初めてパンがコメを上まりました。 2013年以降パンの支出が上回る状況が続いています。 小麦は、パン・うどん・パスタ・お菓子など日々原料として使われています。 しかし、輸入小麦からは、除草剤グリホサートが微量ながら検出されています。 厚労省が定めている残留基準値以下のため、違法ではありません。 毎日口にする小麦食品です。本当に安全なのでしょうか。除草剤ラウンドアップの発がん性はWHOも認めています。 学校給食は戦後、様々な食料戦略に使われてきましたが、給食のパンは輸入小麦で作られています。 一週間の献立では、ご飯2回、パン2回、麺1回の割合です。安く使える便利な小麦として利用されているのです。 せめて学校給食だけでも国産小麦が使えたなら、子供達のアレルギーやアトピー性皮膚炎、様々な症状が少なくなると思います。 ポストハーベストとは収穫後の農作物に使用する農薬のことですが、海外からの輸送中のカビや害虫を抑えるために使われます。 これは、農場で使われる農薬より数百倍も濃いと言われています。 また、フードマイレイジという言葉がありますが、食料の輸送量と輸送距離を定量的に表した数値で、世界各国で日本がダントツ1位です。 日本は有数の小麦消費国です。その消費の85%が外国産。15%が国産です。外国産小麦にはポストハーベストが使われていることを 考えると、少しでも国産の小麦生産を増やすことが重要ではないでしょうか。

会の活動について

ゆめ紫峰の仲間達との10年

ゆめ紫峰の会は代表、小麦生産者、加工技術者、事務局担当の12人がそれぞれの役割を担い、 この10年、イベントを中心にユメシホウのPRに務めてきました。 会員の加工品には小麦まんじゅう、柚子カステラ、手打ちうどんなど、イベントで定着した味があります。 真壁のひな祭り、磯部の桜祭りの時期には、甘酒や桜茶と一緒にユメシホウの粉をパン焼き器で2斤焼き試食とし、 粉の使い方やレシピを提供してきました。桜ピザや桜まきは桜の時期の名物に喜ばれてきました。 小麦粉の大手生産が出来るようになり、学校給食の念願が叶った後は、 用途を広げるために「焼きそばコンクール」で地元業者さんとの信頼関係を深めました。 ラーメン、うどん、蕎麦、ソフト麺、焼きそば、乾麺と麺類も多様な使い方が出来ることがわかり、 それぞれのお店での開発が始まりました。(2010年~2020年) また2020年にはジオパーク商品、桜川百貨として応募し、「強力粉」、「全粒粉」のスタンドパックが、 どこでも販売できるよう、付加価値をつけました。 さらに会としてユメシホウ種子の管理や販売体制も確立しました。

多様な利用を促進

地元桜川の手みやげを開発してほしいとの要望から「夢子宝」の商品開発を始めました。 桜川市内各店舗のご協力により、様々な商品が開発されて来ています。 パン工房、中華料理、そば工房など約10店舗のお店から新商品が生まれています。 (2021年2月現在)これにより「夢子宝」商品が増え続けています。

学校給食に採用

学校給食・郷土料理の日

平成28年から大手製粉会社笠原製粉での製粉が可能になり、そばの混入問題が解決し、学校給食に採用されました。 令和2年はコロナ禍でも5回の実施。令和3年からは隔月の6回の利用になっています。

令和3年10月より「ゆめしほうめん」の提供を開始

令和3年10月14日に、ゆめしほう中華めんによる給食が実現しました。11月は地産地消ウィークで、 「ゆめしほうどん みそけんちん汁」、「ゆめしほうバーガーパン」、「ゆめしほうどん きのこ汁」の3日分が提供されます。 今年度は、これまでのパンと合わせて年間12回ほど地元小麦を使用した給食が実施される予定です。 市及び学校給食関係者皆さん、ありがとうございました。
◎写真は10月14日の献立
 ・ジャージャーめん
  (ゆめしほう中華めん・ジャージャー汁)
 ・牛乳
 ・春巻き
 ・こんにゃくサラダ

会の情報

所在 〒309-1205 茨城県桜川市堤上618-1
代表 深谷 加津子(Katsuko Fukaya)
電話 0296-76-0118(月~金 9:00~15:00)
FAX 0296-75-1625
メール fukaya@sakura-yumeshihou.com
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