ゆめ紫峰の会

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ユメシホウとは

パン用小麦「ユメシホウ」とは

桜川市は筑波山、加波山、雨引山、そしてそれに連なる数々の山々で囲まれた緑豊かな地域です。 しかし、近年の桜川市はイノシシ対策に多くの農業予算が使われ、耕作放棄地が増えていることに私たちは危機を感ていました。 農業経営者が喜んで経営の柱となる作物はないものだろうか。 そんな中、試験栽培が行われていたのが旧大和本木(やまともとぎ)のユメシホウの小麦畑でした。 パン用小麦「ユメシホウ」はつくば独立行政法人作物研究所 小麦育種グループが育てて来た品種です。 栽培は、ここ桜川市の旧大和村で飯島正義さんの協力のもと平成18年から試験を繰り返し、この地域が適地であり、 適作であることを実践して来ました。 学名「ユメシホウ」の名はこの小麦が四方に広がることを夢見て命名されました。

ユメシホウの特徴

関東地方の「パン用小麦」として開発されたため、タンパク質含量が高く製パン適正があります。香り高いパンを焼くことができます。 ユメシホウは強力粉ですが、 パンはもちろん幅広い食品に利用出来るのが特徴です。栽培に当たっては農林61号と比べて背丈が短く倒伏しにくく、収量も多いので 生産者には作りやすい小麦です。

ユメシホウの利用

様々な加工が出来るため、市内のイベントを中心に試食販売を実施して来ました。 「うどん」「ラーメン」「小麦まんじゅう」「カステラ」「パン」「サータアンダギー」 「かりんとう」「ピザ生地」「焼きそば麺」「パスタ麺」等、業者による商品化も進んでいます。 焼きそばは市内3カ所の直売所で販売が出来るようになりました。学校給食には隔月の「ユメシホウパン」で定着しました。

よく頂く質問

Q.パン生地が発酵しにくいのですが。
A.ユメシホウは発酵しやすいと言われています。 天然酵母を使う場合は時間をかけて発酵させてください。 大手の製粉会社で製粉するようになってからは粒子が細かく均質な粉になり、使いやすいとのご意見を頂いています。
Q.栽培に農薬を使用していますか。
A.使用していますが、極力減らしたいと思います。徐々に農薬の量を減らし、将来的に全粒粉は全量無農薬を目指したいです。
Q.強力粉と薄力粉の違いを教えて下さい。
A.パン作りに向くのが強力粉。お菓子作りに向くのが薄力粉。ユメシホウはパンもお菓子も焼けます。 もちもち感、弾力がありますので作るものによって2割、3割り、5割りと粉の量を工夫して 使って下さい。
Q.全粒粉はどの様に使えばいいですか。
A.全粒粉は外皮と胚芽を全部一緒に挽いた粉です。 栄養成分が沢山含まれていますので薄力粉に1割~2割ほど混ぜてパンやクッキー等に使う他、ハード系パン焼きにお使い下さい。
Q.商品をいつでも買えるお店はありますか。
A.桜川市内では、大和いきいきファーム、真壁さわやか直売所、さくら直売所、加波山市場など、 県内ではつくば陣屋、筑西市きらいち、道の駅二の宮、道の駅グランステージ筑西で購入できます。 夢子宝シリーズは加波山市場で購入できますが、 食パン、小麦まんじゅう、柚子カステラは直接注文をお受けしています。
Q.ユメシホウの種は手に入りますか。
A.ゆめ紫峰の会で購入できます。直接お電話下さい。 尚、ユメシホウは登録品種ですので、種を販売するには届け出が必要です。